耳血腫とは耳の軟骨内に血液や分泌液が貯留し耳が膨らむ病気です。
通常、頭を激しく振ったり引っ掻いたりして起こります。
よく外耳炎に続発して起こります。
まずは外耳炎などの原因の除去と血液が貯留した場所への
インターフェロンとステロイドを併用するなどの治療を行って
いますが、再発する動物には外科手術をおすすめしております。
外科手術は貯留した液を穴を開け排液し、膨らむ場所を縫合して
膨らまないように手術します。
写真の犬はマラセチア外耳炎で耳を掻くことに続発した耳血腫です。
穴を複数あけて縫合をしています。通常、次の日から包帯などは
不要です。再発を繰り返すようであれば手術をおすすめします。
今回は半導体レーザーを用いて穴をあけています。