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犬の会陰ヘルニア

コラム2015.6.15

ずいぶんブログがご無沙しています。今日は会陰(えいん)ヘルニアについてです。

 肛門と泌尿生殖器の開口部周辺を会陰部といいます。ここを囲む筋肉が委縮して隙間ができて穴が開いた状態になり、腸管、膀胱などが穴から脱出した状態を会陰ヘルニアいいます。

みかけは肛門の横が膨れてきてみえます(写真)。時間がたつにつれて穴はどんどん大きくなり腸管が脱出すれば便が出ずらくなり、膀胱が脱出すれば尿が出なくなります。

原因は男性ホルモンのアンバランスですので、男の子特有の病気になり、未去勢の高齢犬で多く見られ、去勢している犬には見られません。

 治療は穴を閉じる手術を行うと同時に去勢手術を行いますが、穴が大きくなればなるほど閉じるのも難しくなり、術後再発することもあります。

 様子をみても穴は大きくなりますので早期治療をおすすめします。














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